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「ものの見方・考え方」とは何か 

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 現在、北俊夫先生(一般財団法人総合初等教育研究所参与)の『「ものの見方・考え方」とは何か』(文溪堂)を読み進めています。
 まえがきには次のように書かれています。
「これからの学校教育において「見方・考え方」が重視されていますが、そもそも「見方・考え方」がなぜ求められているのでしょうか。「見方・考え方」をどのように捉えたらよいのでしょうか。「見方・考え方」とは具体的にどのようなことでしょうか。本書はこうした素朴で基本的な質問に答えたものです。」

 目次は以下の通りです。
Ⅰ 「ものの見方・考え方」をどう捉えるか
 1 対象を捉える術-ものの見方・考え方
 2 子どもを育て術-子どもに身につけさせたい学び方
 3 教師の授業力を鍛える術-教師が習得したい教え方
 4 社会を主体的に生きる術-人としての生き方

Ⅱ 「ものの見方・考え方」の術35
 1 対象への目のつけ方-18のポイント
 2 処理・操作の仕方-17のポイント


 ものの見方・考え方のポイントを35項目にわたり、具体的に書かれていてとても読みやすいです。また、すぐにでも授業の中で活用できるものが多いです。

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子どもの学びを深めたいあなたは・・・・・・(兵庫県立大学准教授:守屋淳) 

haruka09010[1]
 現在、守屋淳先生は北海道大学大学院教育学研究院教授です。以前の勤務校の校内授業研究会で数多く指導をしていただきました。過去にその時の様子を「悠+(はるか・プラス)」(ぎょぅせい:平成21年1月号)に掲載していただきました。


子どもは話し合いを楽しんでいますか
 兵庫県南あわじ市立八木小学校(村上均校長)は、全校児童200人足らず。各学年1学級のこぢんまりとした学校である。この学校では、朝の会を大事にした学校づくりを行っている。
 3年生の朝の会を見に行った。遠方から見学に来る私のために、いつもはもちろん朝一番にやっている朝の会を、わざわざ午後の5校時にしてくれた。前に出た2人の司会の子は「これから午後の会をします」とおかしそうに言って、みんなも思わず大笑い。
 そこからはいつものように、まず司会の子が順に名前を呼んで「元気調べ」である。「~さん」「はい、元気です」というやりとりが続く中、「はい、元気です」の後に「お話があります」と言う子がいる。このあと「今日のお話」をする子が前もって当たっているのだが、その他にも、ぜひみんなに聞いてもらいたいことがある子は、こうして発言することも認められている。「昨日学校からの帰り、~君と~をして遊んで楽しかったです」というようなたわいもないと言えばたわいもない話だが、8人もの子がそんなお話をした。
 聞いている子たちはみんな話の内容をノートに取っている。お話をする子の方も、みんなが書き取りやすいように、ゆっくり間を取りながら話している。この学級のお話はただの言いっぱなし、聞きっぱなしではない。聞き手を意識したお話をする力、しっかり聞く力、そしてそれをノートに書き取る力も朝の会で鍛えられているのである。
 このあと、前もって準備をしてきた4人の子たちが順に「今日のお話」をする。聞いている子どもたちは、それに対して「おたずね」をする。こういうことに慣れていない子どもたちはただ「おたずね」をさせようとしても、揚げ足を取るような質問になったり、一方で質問された子もほとんど答えられなかったりするものだが、この学級ではそんなことはない。話し合うことが楽しいという子どもたちの雰囲気がよく伝わってくる。
 数か月後、次にこの学校に行ったときには、6年生のやはり「午後の会」を見せてもらった。これはもう圧巻だった。社会科の学習に関連してオーストラリアについて調べてきたことをお話する子がいる。また、アメリカ大統領選挙の話題も出て、それをめぐって議論にもなる。担任の先生は「6年生だからニュースを知らないのは恥ずかしい」と常々子どもたちに言っており、子どもたちもそれに応えて高度な話し合いを当然のように繰り広げていた。

子どもの「?」をたくさん引き出せていますか
 この日、参観していた他学年の先生たちが、「この話し合いはぜひ自分のクラスの子たちにも見せたい」とその日の事後研で発言し、それがなんと実現してしまった。次の週、体育館に全校児童を集めて、1年生から5年生までが周りを取り囲む中、6年生たちはいつものように堂々と話し合いを続けた。そしてそのあと、しっかり6年生の話し合いを聞いていた下級生たちからも、6年生へのおたずねがいくつも出された。

 こんなふうに、一人ひとりの子が自分の思いや考えを話し、それを聴き合い、分からないことはおたずねをし合う、それが当たり前だという文化がこの学校には根づきつつある。
 朝の会で育つのは、話す力、聞く力だけではない。どんなことでも話していいのだという感覚(教科の授業とは違って話す内容について制限がないのがいい)、分からないことはおたずねをすればいいのだという感覚、そして話し合うことで最初は分からなかったことが、だんだんはっきりしてくるのだという感覚。こうしたことが実は一人ひとりの子どもに、主体的に学ぶための基礎を育てることになるのである。
 子どもの主体的な学びをその実践の核にしてきた、奈良女子大学附属小学校、富山市立堀川小学校なども、朝の会(堀川小では「くらしのたしかめ」)を大事にしていることは、参観したことのある人なら知っているだろう。

子どもの声をしっかり聞いていますか
 八木小学校に戻ろう。朝の会を通して主体的な学びを育てているこの小学校では、こんなすてきな授業を見ることもできた。
 1年生の算数の授業である。単元は「もののかたち」。ものにはいろいろな形があることを知ろうということで、先生は、箱の形、筒の形、ボールの形を子どもたちに示し、いろいろな絵を見せながら、「これはどの形でしょう?」と発問していった。子どもたちは楽しそうに挙手して次々に答えていく。
 何枚目かは小太鼓の絵だった。もちろん円筒形、筒の形である。としか私には思えなかったのだが、なんと指名された男の子は「ボールの形です」と答え、うんうんと肯いている子どもがたくさんいる。あっけにとられて見ていると、さすがに「いや違うよ、筒の形だよ」という発言も出てきたが、子どもたちは納得しない。試しに先生が挙手させると、ポールの形が6割、筒の形が4割ぐらいの意見分布だった。
 おそらく1年生の子どもにとっては、小太鼓の叩く面の丸さが意識されてボールの仲間と感じられ、筒はむしろ細長い形という印象が強かったのだろう。
 それはともかく、この先生が素晴らしかったのは、決して正解を押しつけず、子どもたちの意見をていねいに聞き取っていったことだ。たとえば「ほら、筒をこうすれば(押して縮めれば)小太鼓の形になるやん」という意見があると、「~君、じゃあちょっと前に出てきて、粘土があるからやってみせて」という調子で、とうとうその授業の残り20分ほどを最後まで、筒かボールかという話し合いを続けさせたのである。(もちろん、先生の予定としては、そんなところで引っかかるとは思っていなかったそうだ)。
 先生が授業中に問いかける発問は、子どもにとってはほとんど生まれて初めて出合う問題である。子どもなりの感覚を働かせ、子どもなりに一生懸命考えて答える。その答えが大事にされず、先生があらかじめもっている答えを押しつけられれば、やがてその子は考えることをやめる。自ら考えるよりも、先生が答えてほしがっている答えを探すようになる。これでは主体的に学ぶ子、考える子を育てることはできない。 
 子ども一人ひとりの主体的な学びを育てるには、この八木小の先生たちが大事にしているように、朝の会で、そして日々の授業の中で、子どもたち一人ひとりが安心して発言でき、考え合える場を、ていねいに作っていくことが何よりも求められているのである。
 やはり、改めて「朝の会」の有効性、重要性などを感じます。極端に言えば、朝の会の充実こそが教科学習の深化につながると言っても過言ではないと思っています。

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子どもの学びを深めたいあなたは・・・・・・ 

haruka09010[1]
 ぎょうせいから、月刊「悠+(はるか☆プラス)」という総合教育誌が発刊されています。
 2009年1月号に「“おいしい授業づくり”の厨房拝見!」という連載の中で、兵庫県立大学の守屋淳先生が本校での取り組みを紹介してくださっています。
 「子どもの学びを深めたいあなたは・・・・・・」というタイトルで、“子どもは話し合いを楽しんでいますか” “子どもの「?」をたくさん引き出せていますか” “子どもの声をしっかり聞いていますか”という3項目で「朝の会」「教科学習」についての様子を書いてくださっています。
 守屋先生は、「子ども一人ひとりの主体的な学びを育てるには・・・・・朝の会で、そして日々の授業の中で、子どもたち一人ひとりが安心して発言でき、考え合える場を、ていねいに作っていくことが何よりも求められているのである。」と結んでいます。
 全ての学習の基盤となってくることであり、常に心に留めておくべきことであると思います。

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算数脳 


 「小3までに育てたい 算数脳」という本を読みました。
 著者は、高濱正伸先生(算数オリンピック委員会理事)です。
 タイトルはもちろんのこと、目次の内容に惹かれ一気に目を通しました。(熟読はしていません)
 目次は以下の通りです。
  第一章 十歳で将来が決まってしまう!?
  第二章 小3までに育てたい「算数脳」
  第三章 すべてを決める! 小3までの育て方・遊び方
という構成になっています。
 どの章も「なるほどなあ」と思わせるような内容で、自分自身を振り返りながら読みました。
 「あとがき」の中で、「・・・確かにある種の能力は、間違いなく3年生ぐらいまでに育ち終わります。しかし、より高度で複雑な論理力などは6年生くらいでグーンと伸びますし、やるべきことはたくさんあります。その最たるテーマは『学習方法』です。・・・できなかった問題を、次にできるようにする自分なりの学習サイクルをしっかり身につけることが目標ですが、・・・」と書かれていて、やはり最終的には「自己学習能力の育成」の重要性を感じました。

【MEMO】
・「教育実践」(-子どもの自己形成と授業-)№102が届く。

 昼休み、ある用事で校庭に出ると、ちょうどお子たちがサッカーをしていていました。途中から参加したのですが・・・息が止まるかと思いました。年には勝てません。

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『学力が身に付く授業の「技」-子どもとともに育つ「技」』  



 先日、守屋淳先生(兵庫県立大学)から、上記の本を出版されたという連絡をいただきました。「学力が身に付く授業の『技』」というタイトルで全5巻、そのうちの第2巻「子どもとともに育つ『技』」の編著として執筆されています。
 シリーズのパンフレットには、次のように書かれています。



 『子どもを理解する、子どもとかかわる、同僚との関係を築く、授業を見るなど、目に見える具体的な技の背後で働いている「隠れた技」を解明し、それを身に付けることによって自らのあり方を変えていくこと目指します。』
 第1章 子どもとのかかわりの中での授業者の成長と技
 第2章 実践者たちの目
 第3章 同僚との関係を築く
 第4章 互いの授業から学ぶ
 第5章 授業を研究する

子どもとともに育つ「技」

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