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校内授業研究会(三原町立市小学校) 

講師:松本康先生(香川大学
講師:田上哲先生(香川大学附属教育実践総合センター)

 井上武彦先生が授業をされました。単元は4年社会科「安全なくらしを守るひみつをさぐろう」です。「消防団」を中心に学習を進め、本時の学習問題は「消防団に入っている人は、自分の仕事をとめてまで火事を消しに行かないといけないのは本当か」です。今回、新たに田上哲先生にも来校していただき指導していただきました。

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学習研究集会(奈良女子大学文学部附属小学校) 

 主題は「総合的な子どもの学びを育てる学習法」です。二日間にわたり、公開学習4、研究協議会2、テーマ別分科会1、講演1に参加してきました。公開学習は、「『気になる木』の『はっぱ』をふやそう」(1年・しごと:小幡肇先生)、「奈良さんぽの本を作ろう」(3年・しごと:谷岡義高先生)、「粉からつくろう」(6年・けいこ:堀本三和子先生)、「高学年なかよし集会」(高学年・なかよし)を参観しました。

 2月に引き続いての参加です。前日(13日)の校内研修を終え、そのまま奈良へ向かいました。宿泊は新大宮駅前の「スーパーホテル奈良」で二泊しました。(今年3月にオープンしたばかりだそうです)新大宮駅を降りるとすぐなので、とても便利でした。
 6月の学習研究発表会参加は数年ぶりになります。来年度から、教育課程が大きく変わり、「総合的な学習」が導入されます。「総合とは何か」という自分自身の思いをもち参加してきました。奈良の学習法はそのまま「総合」であると考えています。 
 「学習法」については、研究紀要の5ページに次のように書かれています。
 『「学習法」とは、大正時代に当校二代目の主事であった木下竹次の指導の下で、生活発展主義・合科主義・自律的学習と言った特質をもって創始され、今日まで私たちが受け継ぎ取り組んで来た実践方針である。戦後の新教育樹立に当たり、四代目の重松鷹泰主事の下でそれまでの学習法を継承発展させるべく「しごと」「けいこ」「なかよし」からなる教育構造をもった「奈良プラン」をうち立てたのであった。』
 「学習法」については、二日目の最後の講演で副校長の大津昌昭先生も「学習法の風土」という演題でふれられています。

【第一日目】
 公開学習①②は、1年星しごと「『気になる木』の『はっぱ』をふやそう」(小幡肇先生)、3年星しごと「奈良さんぽの本を作ろう」(谷岡義高先生)の学習を参観しました。
 まず、子どもたちの表現力の豊かさに驚かされます。小幡学級、谷岡学級ともに「朝の会」を通して、おたずねをする力を育てており、それが学習の中でも追究力の一つとして位置づいていると思います。
 特に、小幡学級ではおたずねを育てるための手立てとして、次のような取り組みをされています。(研究紀要14ページ)
 『実物や紙に書き込んだ物などの提示、口頭での発表を一切行わずにいきなり「おたずねはありませんか?」と切り出させる。』ようにしている。こうすることによって、子どもたちは発表者が提示するであろう所について、
・まず「分析」という思考を駆使しておたずねをみつける。
・他の子のおたずねを聞くうち、次第に「比較」や「関係づけ」などの思考を駆使しておたずねをみつけていくようになる。
・そして、おたずねが出そろう頃になると、「総合づけ」の思考が駆使されて、発表者の発表することがらについて把握していくようになる。

という思考を展開していくようになるからである。そして、日々、このおたずねする力を育てる積み重ねを展開していくことによって、実は「自ら課題をつかむ」ということも可能となっていくのである。

 谷岡学級では、「さんぽ学習」を中心にして、しごと学習に取り組んでいます。本時は、奈良さんぽの本を紹介しあう活動を通し学び合うという学習でした。グループごとに自分たちで作った本を紹介し、おたずねを通してそれぞれの良さを捉えさせていくという活動でした。それぞれのグループには自分たちで作った歌もあり、とてもユニークでした。最後に「先生のお話」があり、子どもたちの良いところや感想を話し、次回の活動につなげていくというものでした。

 午後からの「公開学習の協議会」は、小幡肇先生のところに参加しました。協議会資料にもありますが、次の二点を大切にして学級作りを進めています。「1.まず、元気調べと称して、全員が一言ずつ発する場を創る」「2.見せたい物を持ち込ませて話をする『友だちの発表』を、元気調べへと連動させて設ける」ということです。 

 テーマ別分科会は、D分科会「『学び合い』から創る主体的な学習」に参加しました。この分科会を担当するのは、後藤・谷岡・堀本先生です。「総合的な学習」について本当の総合とはどうあるべきかということについて、いろいろと貴重なお話を伺うことができました。

1.総合的な学習の問題点 
 ○地域に迷惑をかけていることがあるのではないか。
 ○子どもにどんな力をつけていくのか? 
 ○教科の学習とほとんど変わらない「総合」
2.「学び合い」について
 ○学びあい⇒①共通の学びの場作り ②学び方の学び合い ③表現での学び合い
 ○総合的学習⇒感性的な学力
 ○目的をもつと学び合いが建設的になる。教師の構成活動が重要になってくる。
3.主体的な活動について
 ○自分の身体で感じ取り、自分たちで進めていける学習。
 ○朝の会の中で育つ「おたずねをする力」が主体性につながっていく。
 ○「興味」⇒「欲求」⇒「興味」⇒「欲求」の連続性があることが大切。
 ○子どもから始まり、子どもで終わるという形式は非常に大切。
 ○教科学習から変えていかないと総合もできない。
 ○学び合いの学習を進めていくと、子どもは主体的になっていく。 

【第二日目】
 公開学習③④は、6年月けいこ「粉からつくろう」(堀本先生)、4・5・6年「なかよし集会」を参観しました。
6年堀本学級(けいこ)「粉からつくろう」では、小麦の栽培活動を通して様々な学習活動を組み込んでいました。指導目標にもありますが、「収穫して粉にする体験」「粉の歴史や食文化について」「小麦粉に含まれる栄養・グルテンなどについて」「粉を使った調理実習」など。本時は、グルテンについての学習でした。それと並行して、子どもたちは自分たちでテーマを見つけ、それについて研究を進めています(自由研究)。例えば、「粉の歴史」「「粉の栄養分」「縄文クッキーを作ろう」…。そういった自分たちの研究と全体での学習が絡み合って、子どもたちの学習が進められていくことが大切であると感じました。
 公開学習④では、4,5,6年の「なかよし集会」を参観しました。集会指導の力点として、次のようにかかれています。 
①子どもたちが、集会に参加するというよりも、お互いの力を合わせ、自分たちの集会をつくるという考え方をもつこと。
②発表者は、何が今のわたしたちの問題の核心であるかの追究に時間をかけ、提案すること。
③発表者は、聞き手の立場を考えて声の大きさや、資料づくり、言葉づかい、間のとり方を工夫し、わかりやすく発表すること。
④聞き手は、発表者の工夫・良さを見つけ、自分の意見をもてるように聞くこと。
⑤「なかよし集会・美化委員会」との連携のとれた活動を活発にし、集会の場を活用してよい校風をつくり、気持ちのよいくらしができるようにすること。
⑥なかよしグループの一員としての自覚をもち、よりよい集団、なかまをつくろうと努力すること。


 当日は、「英会話グループ」と「パソコングループ」の発表がありました。英会話グループは英語による紙芝居、パソコングループは先生に関するクイズをHPで紹介しました。先生のお話ということで、先生方も順番に何かテーマを決めて発表されているようでした。

 午後からの講演は、副校長の大津昌昭先生が『学習法の風土』という演題でお話をされました。

「学習力」を育てる秘訣―学びの基礎・基本

関西・社会科の初志をつらぬく会夏季研究集会(京都アスニー) 

 授業提案者は、第一分科会「表現活動を中心とした体と心の開放」新屋潤子先生(寝屋川市立東小)、第二分科会「町のくらしのうつりかわり」阪口健治先生(富田林市立高辺台小)、第三分科会「北山田のビニールハウス」伊藤信治先生(草津市立山田小)でした。第二分科会(3年)に参加しました。子どもたちの自由で素直な発言力、授業記録から丹念に子どもを捉えていこうとする実践から多くのことを学ばせていただきました。自分自身の子どもを捉える目がまだまだ甘いなあということを実感させられました。

兵庫・授業を考える会(仮称)(神戸女子大学)  

 参加者は、近藤先生(神戸女子大)、守屋先生(姫路工業大)、大前先生(滝野町立滝野東小)、二坪先生(五色町立鳥飼小)、東田先生(西宮市立苦楽園小)、自分の6名でした。前回の会に引き続き、兵庫としての会をどうするかということに焦点が当てられました。年間2回程度の集会をもつこと、レポートの形式にこだわらず自由な発表で実践交流ができればということなどを確認しました。次回の集会は8月1日(神戸女子大学:近藤研究室)に実施する予定です。

福祉科教育学