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第17回兵庫県小学校理科授業研究発表会(南あわじ市立神代小学校) 



 大会準備のため、10:00過ぎに学校を出発しました。
 本研究会のテーマは、『「?」を見つけて、追究できる子に~感じる 考える 実感する 神代っ子~』でした。1・2年生活科、3~6年理科で全学級学習を公開されました。
 感じる(ものとの対話)、考える(自己との対話)、実感する(他者と対話)の3つのステップを通して、科学的なものの見方や考え方を育てようという取り組みをしています。
 公開学習は、4年「もののかさと温度」を参観しました。教師による演示実験の後、試験管に張ったシャボン玉の膜が膨らむわけを考えさせるという内容でした。後の準備のため、途中で退席したのですが、どのお子もよく集中して学習に取り組んでいると思いました。話をしっかり聞いているのでどのお子も反応がよいのが印象に残りました。
 全体会(あいさつ・研究経過報告)の後、松本伸示先生(兵庫教育大学)が「すべての子どもに科学する力を」という演題で講演をされました。次の4点についてお話をされました。
(1)各種学力調査の語るもの(IEA、OECDなど)
(2)「知」を育むための3つの対話(もの、自己、他者との対話)
(3)本小学校の取り組み
(4)Q&A
 大会終了後、会場の後片付けをして18:00前に帰校。



   リサイクルを考える -「ミミズコンポスト」の取り組みから-

1.はじめに
 本学級では、4月より「朝の会」の中で、いろいろな話題を出し合い、それについて話し合うという活動を継続してきました。
 その中で、社会科のごみの学習から、リサイクルについての話が出てくるようになり、その中で子どもたちがコンポストについての話題を提供することがたびたびありました。そこで、理科と総合的な学習とを関連させた身近な環境学習として「ミミズコンポスト」を取り上げてみることにしました。

2.ミミズコンポストの取り組み
 2学期に入ってから、子どもたちに「ミミズ」を教室で飼うことを提案しました。最初は、「えーっ」という声が多かったのですが、実際にミミズと対面すると子どもたちは興味津々でした。
 袋詰めされたシマミミズ500g(約1250匹)をみんなで少しずつ手に取り、コンポストへの引っ越し作業を行いました。初めてミミズに触る子、しっかりと感触を確める子など様々でした。
 9月28日、初めて教室にミミズがきた日のことを子どもたちは次のように書いています。

 ■‥シマミミズを初めて見ました。触るとミミズのうんちは普通の土よりふわふわしていました。‥(MH君)
 ■‥ミミズに触ってみると一瞬で入りました。すごかったです。ぼくもミミズみたいに一瞬で土の中に入りたいです。‥(OH君)
 ■‥ミミズを見ていると、すぐにもぐっていったので光が嫌いなことがすごく分かりました。‥(TAさん)
 ■‥①ミミズが多いから、砂をもうちょっと入れた方がいいと思った。②梨やりんごの皮を、その前の日に食べたら、絶対持ってくるようにした方がいいと思った。‥(IRさん)
 ■‥それと、早くミミズのうんちが混ざった土で野菜を作りたいと思います。ミミズのおしっこを出すときは、それが液肥になるので、こんなミミズは野菜を食べる人たちや畑の人たちに役に立っていると思いました。(KMさん)
 ミミズのえさとして、週に1~2回、野菜くず・果物の皮などを中心に与えましたが、メロンの皮に関しては、本当に皮の網状のものしか残らなくて、どの子もびっくりしていました。
 ミミズを飼うことにより、次のような学習活動が考えられます。

 ①ミミズによる生ごみ処理の際に発生する「ミミズ液肥」や「フン フン堆肥」を回収し、野菜や草花を育てる。
 ②ミミズによる生ごみ処理と野菜栽培を同時に行うことにより、生ごみのリサイクルを経験する。
 ③ミミズの生態を調べる。
 一ヶ月ほどすると、待ち望んでいた「ミミズ液肥」が取れるようになりました。効果を確めるために、いくつかの野菜や花に与えてみましたが、与えていないものに比べると、その成長に明らかに相違が見られました。子どもたちがミミズ液肥の効果を実感した瞬間でした。
 3学期には、「ミミズはすごいぞ」というタイトルでプレゼンテーションを作成・発表しました。
 「ミミズの種類」「ミミズの飼い方」「ミミズの好きなもの・嫌いなもの」「ミミズのオスとメスの見分け方」「ミミズはえらい」「フンフン堆肥とおしっこ」「感想」という内容で作成しました。
 子どもたちは、人間が出す「生ごみ」がごみとしてではなく、役に立つものになり得ることがあるという事実を実感することができました。

3.おわりに
 ミミズを飼い出してから、子どもたちは給食の残飯を気にしたり、家から野菜のくずなどを持ってきたりする子も見られました。普段、何気なく出している「ごみ」に対して関心を持つ子が増えてきました。まだ、この取り組みを始めて半年あまりなので、今後継続して規模を拡大していきたいと考えています。

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