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第3回学習研究発表会(南あわじ市立市小学校) 



講師:松本康先生(香川大学
演題:「子ども理解と学力」-ひとりひとりが生きる授業-                
 研究主題は、「自ら考え豊かに表現できる子の育成~仲間とはぐくむ学びを求めて」です。



 午後から、前任校の研究会に参加しました。
 自主公開研究会をもち、今年度で3年目をむかえます。
 今年の研究主題は、「自ら考え豊かに表現できる子の育成~仲間とはぐくむ学びを求めて~」です。
 「朝の会」を基盤として、そこから教科・総合的な学習へとどう発展させていくかという研究と実践を進めています。
 まず、全学級の「朝の会」(午後からしていますが)を見て回りました。低学年では元気で楽しそうな歌声が聞こえてきました。6年生の朝の会のお話では、お互いによく聞き合い、子どもたちのお話やおたずねがしっかりしていると感じました。公開学習は、一コマしかないので、一度に多くの学習を参観することはできませんでした。前半は、6年生理科「通信の変化とわたしたちの生活」、後半は、3年生算数「重さをしらべよう」を参観しました。3年生では、自分の量り方の予想を話し合っていたのですが、それぞれのお子たちが自然に自分の思いを語っていることが気持ちよく感じられました。まさに朝の会の積み重ねの成果であると思いました。
 とにもかくにも、指定等を受けているわけでもなく、自主公開研究会を今回で3年継続してきたこと自身に大きな意味を持つと思っています。来年度2月に第4回が予定されているそうです。

 最後に、香川大学の松本康先生が「子ども理解と学力-ひとりひとりが生きる授業-」という演題でお話をされました。子どもの見方、捉え方について基本となることを分かりやすくお話していただきました。内容項目は以下の通りでした。
■教育課程審議会答申(2006.2.13)
 <基本方針>
 ・基礎的・基本的な知識・技能の定着
 ・知識・技能を実際に活用する力の育成
 ・自ら学び、自ら考える力の育成
 <方策>
 ・学校を教育内容及び教育方法と実生活を一層意識的に関係付ける
 ⇒自然体験、社会体験、職場体験、文化体験等
 ⇒実生活とのかかわりの中で、実感を持って各教科等の知識や技能を習得
 ⇒知識や技能を実生活において生かす視点

■各教科等を横断してはぐくむべき能力
 ①体験から感じ取ったことを表現する力
 ②情報を獲得し、思考し、表現する力
 ③知識・技能を実生活で活用する力
 ④構想を立て、実践し、評価・改善する力
 ⇒すべて「言葉の重視」「体験の充実」と関連

■子ども理解の視点
 ・興味・関心・好奇心の持ち方
 ・ものの見方、考え方、価値
 ・学ぶきっかけ、意味づけ
 ・知識・技能の獲得の仕方(学び方)
 ・子どものよって立つ「足場」
 ・子どもにとっての実質的な「基礎・基本」
 ・知識・技能のくらしへの適用のしかた
 ・仲間との関係、自己概念(自信)

■カルテ(上田薫)
 1 教師が自分の予測と食い違ったものを発見した時、すなわち「おやっ」と思った時、それを簡潔に記す
 2 時間中にちょっと書きとめることが肝要
 3 それぞれの子どもごとのデータを、2ヶ月に一度ぐらい、つなぎ合わせて統一のための解釈を行う
 4 つなぎ合わせにくいデータであることが必要
 5 形式は個人個人が使いやすいように考える

■座席表における個
 ・とらえ-カルテに基づく解釈
 ・願い-ひとりひとりの子どもへのねらい
 ・てだて-具体的な方策

■ひとりひとりを育てる授業作り
 <カリキュラム>
 ・朝の会(くらしと学習をつなぐ場)
 ・自由研究、総合学習(自ら学ぶ力)
 ・質の高い教科学習(子ども理解×教材研究)
 <具体策>
 ・カルテ(教師の視野の拡大)
 ・位置づける子(抽出児)の活用(個への願い)
 ・座席表型指導案(教材×子ども、集団の関わり)
 ・授業記録、授業分析(子ども理解、教師の出方)

■子ども理解と学力
 ・個の理解に基づく「学力」の把握
 ・子どもの中の「個性的系統」
 ・自己学習力の育成が王道(近道)



■表現力養う「朝の会」公開■(読売新聞)2006.2.18
 『南あわじ市市福永、市立市小学校(児童数204人)で17日、学習研究発表会があり、同小が6年ほど前から独自に取り組んでいる「朝の会」を公開。島内や加古川市の小学校教諭ら約50人が見学した。
 朝の会は、国語や総合学習の一環として実施しており、毎日1時間目の最初の15分間を使って、自分の興味や経験などを発表し、聞いた児童が質疑や感想を述べる内容。子どもの表現力を高め、教諭が一人ひとりの児童のことを理解するのを目的としている。(後略)

◇出勤時刻 8:05 退勤時刻 21:20
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