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~子どもが生きる国語学習 

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 今日、明日と奈良女子大学附属小学校研究会が開催されますが、本校からも2名の先生方が参加されました。
 初日の最後に副校長の椙田萬理子先生が「子どもが生きる国語学習」という演題でお話をされたそうで、そのレジュメをいただきました。
 以下、その時の内容項目の一部です。


1.子どもが生きるということ
 ○その子なりの追究が進められるということ、そして、みんなと並んでの追究に熱中するということ。
 ○その子なりの「もの」をつくらせる。自分でなくては辿れない道を辿らせる。

2.能動的な学校生活を基盤に
 ○子どもどうしで、ことを成していく学校生活
  ・「めあて」をもって生活する
  ・生活における子どもの気づき
  ・子どもから子どもへ言葉が通じる、伝わる
 ○責任を果たす自分をつくること
  ・日直や係りの仕事  ・集団の一員として

3.表現力を高める
 ・表現のとらえ
 ・言語生活≪音声言語・文字言語≫
   言語活動の充実
   技術面の指導
    ・文は短く切って、つなぎ言葉を入れて話す。
    ・言葉を選びながら、考えて話す。

4.表現追究ができる子どもを育てる
 ○表現を追究するおもしろさを体験させる
  ・ことばに立ち止まり、こだわり、内面活動を活発にする。
  ・自分なりの意味世界をつくり出していくこと。
 ○具体的な学ばせ方
  ・ことばをていねいに取り扱いながら、国語を学習する学び方を体得させる。

表現追究のおもしろさ
 ○言葉に着目し、内面活動を盛んにする。
 ○直観、印象などを大切にし、それらを言葉に拠って確かめる。
 ○文・文章の流れの中に、つながりを見つける。
 ○言葉のはたらきをとらえる。
 ○描写を味わう力を豊かにする。
 ○自分なりの読みをつくり出す。

言葉に鋭く豊かに反応する子どもを育てる
 ・この言葉(文)から、こんなことに気がつきました。
 ・この言葉(文)から、こんなことを感じます。
 ・この言葉(文)から、こんなことを考えました。
 ・この言葉(文)から、こんなことを思いました。
 ・この言葉(文)から、こんなことを不思議に思います。
 ・こんなことを、みんなに聞きたいです。

新学習指導要領より  何を大事にするのか
 ・正確に読み、読んだことを基にして(根拠)、自分の考えを表現すること。
 ・子どもが主体的に国語学習に取り組む学習過程
 ・読んだことを基にして、学び合う(集団思考)学習集団による思考や表現の練り合い

自分の考えをもち、深める学習過程
 ○主体的に読む学習過程の例
  第一次 ≪かたち読み≫ あごならしの段階
  第二次 ≪発見読み≫ 自分の思いや考えをもつ段階
      ≪ひびき読み≫ 共通の課題で、練り合い学び合う段階
  第三次 ≪生活への発展≫ 一連の学習をふりかえり、まとめ、活用・発展させる段階

5.教材研究の進め方
 「言葉の森」の探求
  ・作品の特質を生かすために
  ・どこに目を向けさせるか 様々な可能性を検討することが思考を進める
  ・教師が示す読みの視点
  ・考える種をあれこれ見出し、子どもの発言を位置づけたり認めたりできるように

6.独自学習に取り組む子どもを育てる
 ○学習のしかたを学ばせる
  ・見本を示す
  ・ノートの使い方を徹底しながら
  ・ことばに立ち止まって、自分の考えをつくる練習を積む

見つけて、視写する
 ○手で読む  ≪発見読みの基本≫
 ○見つけられない子への指導
  ・音読
  ・教師や友だちの考えを参考に
  ・対話しながら引き出す

何が書けるか、手立てを教える
 ○視写してどうするか
   ことばを手がかりに思考できるように
   ・教師の日頃の発問の工夫
   ・どんなことが考えられるか示す
   ・誘いの言葉を示す

多様な表現方法を体験させる
 ○書けない子への手立て
 「これなら書けそうだ」というものに出会わせる。
  ・ひとり言
  ・手紙文
  ・会話文、対話文
  ・日記形式
  ・詩

7.相互学習で学び合う子どもを育てる ≪独自学習から相互学習への準備≫
 ○自分にとって「切実な問い」や「切実なこと」は何かをとらえる。
  ・いちばん大事に考えていきたいところは何かを考える。
  ・ひとりで読んでどうだったか、考えたことの中から、友だちや先生にたずねたいことは何かをしぼる。

学級の課題を決める
 ○決め方
  ・相談しながら、共に切実なものを取り上げていく。
   ☆班で聞き合って、交流し合うもの
   ☆全体で聞き合って、練り合うもの
 ○話題(課題)について、自分の考えをもつ。

相互学習における教師のはたらき
 ・待つこと
 ・思考を練る発問(焦点化する)
 ・構造的な板書計画
 ・子どもの思考の歩みを把握
 ・子どもの良さをとらえる

8.再び独自学習に取り組む子どもを育てる
 ○「ふりかえり」を書き、自らを深める
 ○自分なりの意味を見出すこと
 ○「聞き合いをして」「今日の学習で」
  ・≪めあて≫と≪ふりかえり≫
  ・自分を見直す
  ・友だちへの関心
  ・新たな気づき

「ふりかえり」を具体的に書けるように
 ・自分の「めあて」は、どうだったか。
 ・自分の良かったことや気をつけたいこと。
 ・前もって、ひとりで考えていたことはどうだったか。
  新たにわかったことやすっきりしたことなど。
 ・友だちの考えや動きを見て、驚いたことや感心したこと。それを受けて、新しく気がついたり考えたりしたこと。
 ・さらに、追究したいことや、わからなくなったことなど。

実生活で生きてはたらく国語力 
 ○国語力の育成   伝達・思考・創造
  ・自分の考えを深め、人とのコミュニケーションを行うために言語を運用するために必要な能力
  ・生涯を通じて、社会的自己負担の確立、改革を目指し、文化の継承や創造に寄与する役割を果たす

 これまでに奈良女子大学附属小へは十数回足を運び、また附属小の先生方にご指導をいただく機会もありました。別の奈良での研究会へも参加していて、毎年何回かは奈良で勉強させていただいています。

◇出勤時刻 8:05 退勤時刻 20:40

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