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『興味に基づく授業を』  

 「いたずらはかせの教育論」-神戸新聞の記事(掲載日:2005/01/23)から-



 「学力低下といわれますがね」と、話し始めた板倉さんは「子どもの学力が低下する前に、大人の学力が低下しているんです。批判が大人に向かないように、子どもをあげつらっているだけです」と手厳しい。
 その背景について、子どもは何のために勉強するのか、大人は子どもに何を教えたらよいのか、分からなくなっていることを挙げる。
 以前から板倉さんは「学習意欲は社会の平等化が進むほど低下する」と指摘。高等教育を受ける人口が極めて少ない時代、学生は先駆者としての自覚を持ち、厳しい教育に耐えたが、教育が一般化した現代は、子どもが学ぶこと自体を楽しめる研究をしなければ、教育は大変な危機に立たされると考えてきた。
 「教師や親は、子どもがどこで分からなくなり、どこで楽しくなるかが分からないから、面白い授業や教材ができない。これまでの教育を認めたままでは、いい教材はできません」
 学習指導要領の範囲にとらわれず、「蛍光灯を電子レンジに入れるとどうなるか?」といった子どもたちが興味を持つ実験を行い、立てた仮説を覆して新たな認識に導く「仮説実験授業」を提唱した板倉さんならではの分析だ。
 「『よく分からないけれども、こういうものだ』と教えるしかない教育の現状が問題です。押し付けずに教育できるための研究が必要です」 さらに「僕もきちんと考えれば、教科には飛躍があり、分からないところがありますよ。成績のいい人というのは、実は授業が進むのに合わせて、何かをごまかして答えている人ですよ」と笑った。


 板倉先生と言えば、教育雑誌「たのしい授業」の編集長をされ、「仮説実験授業」を提唱された方です。自分も昔、理科の授業でそれに熱中して取り組んでいた時期がありました。
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