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令和元年度 学習研究集会 

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 6:30~ 自宅出発。2時間あまりで奈良女子大学附属小学校に到着。
 主題は、「個の学習能力を育てる『奈良の学習法』~単元の本質を見極めて、個の学び・共同の学びをつくる~」です。以下の分科会や学習に参加しました。
■5年月「朝の会」
■公開学習① 5年月けいこ(算数)「積み上げたものの数を工夫して求めよう」
■公開学習② 2年月しごと「町を たんけんしよう」
■研究協議会① けいこ(算数)
       「見つけた問題にねばり強くかかわるにはどうすればよいか」
■研究協議会② しごと
       「個の学びを育てるしごと学習をどうつくるか ~個の学びを育てる学習指導~」
■講演 「自律的に学ぶ子どもたちが育つ授業の創造
                  -対話を通した個の育ちを見つめて-」
              吉永紀子先生(同志社大学 現代社会学部現代子ども学科)


  【講演のレジュメより】
※子どもたちが語る、自律的学習の意味
 ・自分のことばで考え、語ることに価値が見出されている
 ・著者性と差異が保障されるからこそ学び応えがある
 ・「聴く」とは受動的能動性の行為⇒他者を介して自分を知る
 ・「学ぶ」⇒関係論的にみている

※学習の本来的な姿としての自律的学習
 ・学習すなわち生活、生活すなわち学習となる
 日常一切の生活、自律して学習するところ、私共はここに立つ(『学習研究』創刊号)
 【真髄】子どもには本来伸びる力がある
      本来具有する創作性、自律性を発揚すること

※学ぶということ 牛山榮世
 (略)
 学ぶということ。それは、
 私のなかにいるあなたと
 あなたのなかにいる私を感じること
 その喜びに浸ること
 そのようにして、私もあなたも元気になること

※なぜ自律的学習をめがけて私たちは歩むのか
 《ここではないどこか》でも学び続けることのできる自分を、
 《いま・ここ》の関係性だからこそ成し得る学びによって育む授業づくり
 ⇒異なる文脈を水平的に横断し、自分ごととして学びを物語れる、学びの深さが不可欠

※熟達化という視点から考える学校教育
 垂直的熟達化
  ⇒ひとつの領域や世界(芸道やスポーツなど)の内部での熟達
 水平的熟達化
  ⇒複数の領域間を水平的に移動することに熟達していくこと

※垂直的熟達化にみる熟達の2つの志向性
 定型的熟達化(速さ志向)
  ⇒決まった型の行為をきわめて速く、しかも正確にできるようになること
 適応的熟達化(柔軟性志向)
  ⇒当該領域の豊富な知識を持って、対象を深く理解し、対象の変化や多様性に合わせて手続きを柔軟に変えられるようになること

※定型的熟達化と適応的熟達化の関係
 ・定型的熟達化が進行しても、いっそうの速さの追求があるのみ
 ・手続きが自動化され、すらすらてきぱきできるようになったとしても、その結果としての意味の理解が深まったり、柔軟性が備わったりすることはない。

※学習評価に対する考え方
 ・学習の評価・・・総括的評価
 ・学習のための評価・・・形成的評価
       ⇓
 ・学習としての評価
   子どもが目標をもって自らの学習の進め方を吟味。調整し、学習過程をモニタリングしてメタ的にふり返り、次の学習につなげる

※学習のための評価を、どのような視点で行うか
 対象(もの)との対話
 他者(仲間、教師)との対話
 自己との対話 の複合的実践としての「学び」

※複合的な対話的実践とはどういうことか?
 3つの対話の複合
  ⇒一つの対話が、他の対話を誘発し得ているか?
   相互に媒介しあっているか?
  ⇒他の対話を呼び起こすだけの質をもち得ているか?

※対話を通した個の育ちを見つめる ~もうひとつの「自立」観へ~
 「自立」の対義語は?

※学びを通してこどもが「自立」するとは
 自立
 =依存先を増やすこと(広く&薄く)
 =依存先の分散
  &1つ1つへの依存度が小さい⇒“依存してない”錯覚

 毎回のことながら、奈良の学習法に基づいたお子たちの活動、それを看取る先生方の対応は勉強になります。
 やはり、定期的にこのような研究会で質の高い学習を参観し、質の高いお話を聞くことにより刺激をいただき、そのことを意識し続けることが大切であると感じました。

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