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社会科の初志をつらぬく会(個を育てる教師のつどい)関西研究集会 

■研究テーマ  「子どもの多様化と、この子が活きる学習」 
 現在,学校現場では「主体的・対話的で深い学び」(いわゆるアクティブ・ラーニング)の実現に向けた授業改善が盛んに言われ,研修会がおこなわれています。しかし日々の授業実践ではどうでしょうか。「めあて」(学習問題)を早急につくり,ペア学習を取り入れて話し合い,その内容を整然と「まとめ」る(解決する)ような「めあて→まとめ授業」になってはいないでしょうか。これでは学習問題の解決になりません。
 「主体的・対話的で深い学び」は,授業改善の視点として「主体的」「対話的」「深い」のそれぞれに見いだすことができますが,これらの三つが互いに結び付いて,授業がよりよいものになっていくということ,さらに,子どもの主体性や対話を通して,最終的には,子どもたち一人ひとりの個別・具体的な「学び」を目指すものであるということに気をつける必要があります。
 「めあて→まとめ授業」に見られる,教師が作った早急な「めあて」では,子どもたち一人ひとりが「主体的」な学習の構えを持つことは望めません。また,多様な子どもたち一人ひとりの思いや考えを出し合い,聴き合うという授業ではなく,一部の子どもの発言が全体の意見とされたり,教師にとって都合のよい一部の子の発言しか取り上げられない授業では言われている「対話的」とは,かけ離れたものになってしまいます。仮に,どれだけ「主体的・対話的」であったとしても,「〜ということがわかりました」「〜についてもっと調べてみたいです」程度の「まとめ」ではなく,友だちの発想に出会って考えが揺さぶられたり,新たな考えが得られたり,密度の濃い「深い」学びがなければ,学んだ事柄は意識の背景へとしりぞき,やがて消去されてしまいます。子どもたち一人ひとりにとって質の高い授業とするには,これら「主体的」「対話的」「深い」の三つが互いに結びついたものでなければ,「深い学び」には決してならないのです。様々な立場に立って,安易に白黒をつけず「どうすればよいのか」ねばり強く問い続けていく。このような「学び」が,今ほど子どもたち一人ひとりに求められているときではないでしょうか。
 私たちの研究会では,提案授業の詳細な記録(中心となると授業の逐語記録,座席表,カルテ,その他子どもの記録など)が資料として提示されます。これは授業における子どもの事実に基づいて提案された授業が,「この子」の個としての人間的な成長「学び」にとってどのような意味を持つのかを考えるためです。限られた時間で記録のすべてを読み取り,語り尽くすことは難しいかもしれませんが,有意義な研究会となるよう,主体的で積極的な参加をお願いいたします。

■期 日  2020年1月11日(土)・12日(日)
■会 場  京都「聖護院 御殿荘
■内 容  
  ※分科会3
    A 3年社会科「わたしたちの生活と工場で働く人々の仕事
                -子どもの社会参画を意識した単元構想-」
    B 5・6年学級経営の記録
    C 6年理科「てこのはたらき」
  ※講演:「多様な考えをもつ一人一人の子どもが育つために」 
    講師:若林シゲミ先生(元関西初志の会研究部長)

★詳細等は左下のメールフォームよりお問い合わせ下さい。

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