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「戦前の総合学習」を継承…信州大付属小 

 2007年1月4日の「YOMIURI ONLINE」に次のような記事が掲載されていました。



 「総合的な学習」の先駆とされる旧長野県師範学校付属小の「研究学級」の精神を受け継いだ実践が長野県で活発に行われている。2002年に本格実施された総合学習が、教科の基礎学力の停滞を招く一因になっているとの批判があるが、「真の総合学習こそ学力の向上を促す」とする現場からの反論と言える。(中略)
 といっても教科学習を否定したわけではなく、例えば、「鶏の飼育」では、鶏の借用費の利息計算から算数へ、餌の問題から理科へとつなげ、作文(国語)や写生(図画)の格好の材料ともなった。(中略)
 「研究学級」の伝統を引く長野小では、戦後もほぼ一貫して総合学習が続けられており、現在では各学級の「中核活動」としてカリキュラムの中心に位置づけられている。今年度は、2年1組が「牛の飼育」、4年2組が「焼き物作り」、5年3組が「米作り」など、クラスによってテーマは異なるが、1年間を通じてそれぞれが同じ活動に取り組む。
 その時々の課題は教師が与えるのではなく、児童たちが自ら発見し、考える。まとまった問題解決策が大人から見て間違いであっても、とにかくやってみるという姿勢が貫かれている。
 こうした実践は長野県内の多くの小学校で行われているが、それらを踏まえ、このほど、公開研究会「淀川茂重と信州の生活科・総合学習」が長野市内で開かれた。現場の教師ら約150人が参加、淀川が「何を大切にしたか」を確認し、「今日的な課題は何か」を議論した。
 司会を務めた牛山栄世(はるとし)・信濃教育会教育研究所副所長は「自分が納得するまで妥協しないという姿勢をはぐくむところに総合学習の最大の意義がある。こうした学習態度は確実に、他の教科学習に対する意欲を高める。お仕着せの体験学習の繰り返しではない、継続的な総合学習はむしろ基礎学力の向上につながる」と訴えている。


 「真の総合学習こそ学力の向上を促す」「継続的な総合学習はむしろ基礎学力の向上につながる」という考えについては同感です。教科学習を深めていけば総合的にならざるを得なくなってしまうものだと考えています。もともと、「教科」と「総合」は分けて考えるべきではないし、「教科」そのものも究極的には分けて考えるべきではないと思っています。
 何れにせよ、「総合的な学習」について(どの方向に進んでいくにしても)、真剣に見直されなければならない時期がきていることは間違いなさそうです。
 
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